音楽で九州を応援するマチロックナイト・義援金支払い報告

image本日町田駅前の横浜銀行より、5/2Nutty’sにて行いましたチャリティーライブで皆様よりお預かりした熊本地震への義援金全額702,637円を、熊本県阿蘇郡西原村に「義援金」として送金完了致しました事を報告申し上げます。送金名義は「音楽で九州を応援する マチロックナイト 石田昭一」です。私の個人名を記載するつもりは有りませんでしたが銀行的に責任ある者の名前が本人確認書類と共に必要という事で僭越ながら私の本名にて書き足しました。

当初一刻も早く被災された方々の助けになる支援方法をと考え各方面に相談と調査を繰り返し、例えば炊き出しに行く方々の食材調達の資金になど直接命を繋ぐ食事での支援などを考えておりました。しかしライブ当日の5/2には災害発生の4/14から既に18日が経過しており直接意見を聞いた支援団体も多くは炊き出しを引き上げており、物資も豊富に届いていることから、今後は家屋が倒壊してしまった方々の住む場所の再建に注力すべきとの意見が現地より多く聞かれました。

そういった経緯から地域の復興に支援をと切り替えて考え、特に大きな被害にあった益城町、南阿蘇村、西原村に注目しました。復興には勿論莫大な金額が必要ですが、自治体の財政規模は税収つまり人口に比例しますのでこの三つの中で最も少ない人口7000人の西原村に送金することと決めました。こちらの村のウェブでは義援金と寄付金の違いについても明記されており、被災者にむけた義援金と自治体に向けた寄付金とを明確に分けて考えている部分も決め手になりました。
http://www.vill.nishihara.kumamoto.jp/emergency/gienkin.html

私が迅速さに拘っていたことの理由に2011年の東日本大震災の際に多くの支援物資や寄付金が東北に集まりながらも平等に配れる量に達するまで一切配らないという訳のわからない対応が目立った躯体の大きな組織や自治体に対する大きな疑念があり、なるべく小回りの効く団体・自治体に託したいと考えていた経緯がありました。そういった観点からも西原村は最適な地域と判断しました。

この送金は皆さんが参加して下さり、素晴らしい仲間達が演じてくれたライブでの一つの結果ですが、被災地への支援は国内外の私たち一人一人がこれからも継続的に続けていかなければならないことは先の東日本大震災で学習済みです。どうぞこれからも隣人を思いやる気持ちでこの国がひとつになって復興していくことを願ってやみません。これからも被災地への支援を宜しくお願い申し上げます。最後に、このライブに参加してくれた仲間、キンモクセイ、MOTOR WORKS、黒沢秀樹君、私のバンドのメンバー、急なスケジュールを二つ返事で空けて下さったLive and bar Nutty’s、そしてたくさんのお金を払って参加して下さったオーディエンスの皆さんに、心より御礼申し上げます。

石田ショーキチ