30 years apprication ありがとうございました

「僕はきっと、僕が思うよりずっと愛されている」

石田ショーキチ30周年感謝祭スリーデイズ、大団円で終了、本当にたくさんの皆さんにお祝いして頂き言葉では表せないくらいの感謝です。ありがとうございました。ありがとうございました。ありがとうございました。三日間のライブが終わり、グッズの発送作業などひたすらこなし、あっという間に1週間が過ぎていました。ようやくこうして文を書ける余裕ができましたので、ご挨拶申し上げます。

子供の頃から鼻っ柱が強く過剰に自信家で人に嫌味ばかり言って嫌われ者だった自分がこんなに多くの人から支えて頂いているなんて、20年前では考えられないことでした。ライブ配信を見た母親から感動したと連絡がきたのは、そういうところだと思います。

一年半前から準備を始め、殆ど一人で制作してきましたので(グッズ面だけマネージャーの手を借りました)なかなか忙しい日々でした。特に7-8月はTシャツのデザインと膨大な量の楽譜書きと山のような稽古に明け暮れ、身体が七つ欲しい気分でした。健康面でも非常に気をつけて生活しておりましたが、本番二日前に長男が発熱(後の検査でインフルエンザと判明)した時には肝を冷やし私一人9/3までホテル暮らしでした。

Day 1。10年振り?9年ぶり?に復活したスクーデリアエレクトロはなかなか新鮮でした。寺田さんも進化していたし、吉沢くんの才能は相変わらず流石で、テツさんトーベンさんとも久しぶりに同じ舞台を踏めました。しょうこさんとマキオさんには万全の信頼を置いていましたので稽古を一日減らしたくらいでした。今回特に力を入れたのは弊社ガールズクワイアの選抜メンバーMGC THREEをコーラスに加えた三曲、特に「一万マイルの彼方へ」でした。アルバムELECTROCKSでは僕一人で三声コーラス(フィラデルフィアのDouble exporsure風)をしていますが、これをライブで再現したかったのです。彼女たちは一回の稽古だけで見事にモノしてくれました。それと、この曲のギターソロは親友の故zoeが弾いてくれたもので、自分的には非常に苦手な旋律だったのでこれまではサポートしてくれるギタリストに任せてきましたが、この感謝祭では逃げずに自分で弾こうと思いまして、まるで高校生の頃みたいに毎日練習して身につけました。スクーデリアの3人はまたライブをやろうと意気込んでおります。

Day 2、MOTORWORKS。黒沢健一亡きあと、このバンドをどうすべきかずっと悩んでおりました。悩んではいましたがこの30周年感謝祭で何らかの形でやらないといけないと考えておりましたので、まずは田村君と佐子さんのスケジュールを押さえる交渉を一年半前に始め、どういう形であれMOTORWORKSをやろうということになりました。三人だけでバンドを続けるというのは僕の中にはなく、誰か歌い手を立てたいと思っており、誰に頼んだら良いのか、一年間悩みました。歌の上手い友人は沢山いますので、何曲かずつかわるがわる歌ってもらうということも考えましたが、それだとこの日一回だけの限定復活にしかならず、意味を成さないなと思い、やはり特別な一人をボーカリストに据え、バンドを復活させなければならないと思いました。そんな中、町田直隆はどうだろう、と思いました。もう20年も前、彼のバンドBANGEE JUMP FESTIVALを何作かプロデュースしましたが、武蔵野のジャックナイフと呼ばれた剥き出しの命でかみついてくるような歌は強烈な存在感で、ある日弾き語りの彼のライブを見に行くと今もその存在は変わらずギラギラしていました。彼には命懸けという言葉がピッタリで、まさに命懸けで歌に取り組んでいた健一に引けをとらない存在、町田君しかいないと確信し、バンドに誘いました。

最初のリハーサルはツアー中の田村君不在で町田君、僕と佐子さんとの3人稽古でしたが、あまりにすんなりフィットするので佐子さんと驚きました。その後田村君と久慈さんも合流した稽古になりますが、町田君の加入によって長く息を潜めていたバンドが再生した喜びは言葉で言い表し様がない程で、皆で台湾料理を食べに行って祝杯をあげました。特に久慈さんが感動していたのが印象的でした。町田君も相当な覚悟をもって参加してくれたようで、彼のブログにそれが書かれています。泣けますね。
https://ameblo.jp/naobaka/entry-12819035434.html
町田君という最高のフォワード選手をセンターに据え、MOTORWORKSはツインボーカル・ツインリードギターバンドとして復活しました。このバンドはただただ楽しく、いつも笑いの渦に巻かれています。音楽と友情と陽の結晶、それがMOTORWORKS。これからの活動を楽しみにしていてください。

この日オープニングアクトを務めてくれた弊社の新人ハヤシライフもいいライブを見せてくれました。これから最高の作品をリリースして行きますので可愛がってあげて下さい。

Day 3。そして現在の私の主軸、石田ショーキチグループです。ここしばらくの間トリオとしてやってきましたが、Ryo Ohtakiの加入により再び石田ショーキチグループと名乗るようになりました。なんと27歳の若さでイケメンの彼はギターとキーボードを弾きますのでこのバンドには二刀流が二人いることになりまして、とても面白くなりました。マキオさんと瞬君の鉄壁のgroove隊は万全の信頼を置いており、私の経歴のすべての時代の曲をさらりと演奏してくれる名プレーヤーズです。僕の楽曲の特徴は繊細ながら轟音、ヘビーながらスピーディーというところだと思いますが、彼らは本当にそのあたりを上手く表現してくれます。マキオさんと出会ったのは31年前。瞬君とも20年。長い間サポートしてくれる彼らに本当に感謝です。
このバンドに弊社ガールズ・クワイアを加えて二曲演奏しましたが、僕のような頑固者を慕って活動を続けてくれる彼女達にも感謝です。
そしてこの後に及んで新しいコーラスグループ「Three taller hats」を結成し、デビュー戦となりました。HARISSのアキラ君、元同じ事務所だった岡田純君というコーラスグループ好きのおっさん3人、これからレパートリーを増やしてぼちぼちやっていこうと思います。

このスリーデイズ、自分にとってかけがえのないものを全部お見せしようというテーマで企画した三日間でした。デビューから30年経って自分には大切なものがこんなに沢山残っているという事実が本当に有り難く、人との繋がりこそが自分の財産だと確信できました。沢山のお花、お酒を頂き、家の中がとても華やかです。この三日間に関わってくださった全ての方に、そして何より30年前に僕をこの世界に送り出してくださったポリスターの皆さんに、心より御礼申し上げます。
これからもコツコツと良い音楽を作り発信していくことを生業として頑張って参ります。引き続きよろしくお願い申し上げます。